THE BONE COLLECTOR
ジェフリー・ディーバ−著「ボーン・コレクター(上)(下)」池田真紀子訳(文春文庫)読了
リンカーン・ライム・シリーズの「ソウル・コレクター」が面白かったので、購入。
上巻の終わりから下巻の前半が、ジェットコースター的に面白かった。どんどん先へ先へと読み進めずにはおられない・・・といった感じ。
<サックスが口を挟んだ。「いいえ、赤い革表紙の図書館所蔵の書籍」(下巻・p241)>それまでの全てがここに集まり、ここから放たれたような、最高に印象的な一行。何度も読み返した。ゾクゾクッとした。青写真となったジェームズ・シュナイダー。シュナイダーとテイラー。しかし、結末へと至る最後のどんでん返し&どんでん返しは、私には少し(???)が残されるものだった。そういえば、「ソウル・コレクター」でも同様の読後感だった。絶頂へと上り詰めるまでは最高なのだが、結末へと至る最後のどんでん返しが、私にはちょっと唐突な感が否めない。それを差し引いても恐ろしく面白いのだが。
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