走ることについて語るときに僕の語ること
村上春樹著「走ることについて語るときに僕の語ること」(文藝春秋)読了
「そうだ、小説を書いてみよう」と思い立った瞬間のこと・・・(p46)
わざわざギリシャまで行って、一人で42キロを走ることになったこと・・・(p82)
執拗な反復によって自分を変更させ(あるいは歪ませ)、そのプロセスを自らの人格の一部として取り込んでいくこと・・・(p95−96)
呼吸を止めつつ、呼吸を続けること・・・(p108)
淡々と語られる自身のこと、小説のこと、走ること・・・
いろいろな雑誌に掲載されたエッセイも含まれた文章の集積だが、その各章がちょうど1回で読み切るのに適当な長さで、読み始めたらちょうど章の終わりまで読みきることができる分量だった。
庄司薫の文章を少し思い出したりもした。
私もいつかマラソンを走ってみたい・・・しかし、土日の朝歩くことを続けることさえできないでいる。
私の兄は走り続けていて、今週末には大阪で開かれるマラソンに走りに行くらしい。
この書は、K久氏が貸してくれた。なぜそうしてくれたのかは不明だが、よい書と巡り会えた。ありがとう。
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