「船を編む」読了
三浦しをん著「船を編む」(光文社)
ココログをサボっていたので、1Q84を読み終えてから少し時が経っている。
5月17日(木)未明「船を編む」を読み終えた。
正直、半分までくらいは(???)だった。
またまた、帯に踊る“2012年本屋大賞第一位!!”の文字に誘われて購入したのだった。
(そんな、いうほどでもないではないか・・・)と思っていたのだが、
後半、どんどん引き込まれた。
「四」まで読み終えたところで、いったん床についた。
床についたのだが、奥付にある「三浦しをん」の経歴を見たのがよくなかった。
小説に『風が強く吹いている』・・・そうだ、初めて三浦しをんさんの著書を読んだのはこれだった。
灰二と走。その青春物語を思い出した途端に呼吸が苦しくなり、息ができなくなった。
“ウォーターボーイズ“を見終わった時のおじさんの気持ちにも似ている。
もう、自分には二度と帰ってこない青春という名の甘く切ない響き・・・
そんなことを考え出すとじっと横たわって入られず、も一度、ごそごそと起き出して
『船を編む』を全部読んでしまった。
淡々とした語り口でありながら、気がついたら完全にその世界に引き込まれていた。
三浦しをんもまたすばらしい作家だと思う。
作中で完成される国語辞書の装丁は、この本自体の装丁と同じなのかな?
表紙の色、飾りの色と材質。本文の部分の紙質と少し黄色がかった色。
不思議なめくり具合の本だった。
最終部分を読みながら、走りに行こうかとも思っていたのだが、
読み終える頃に少し眠気に襲われ、とりあえず布団に入ったらうとうとと寝てしまった。
まあ、これが私の人生だ・・・
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