1Q84 BOOK1 & BOOK2 読了
村上春樹著「1Q84」新潮文庫
表紙に大きく“1”(黄緑)“2”(橙色)“3”(青色)“4”(ピンク)
それぞれ、番号が印刷されている。
“1”BOOK1<4月-6月>前編
“2”BOOK1<4月-6月>後編
“3”BOOK2<7月-9月>前編
“4”BOOK2<7月-9月>後編
単行本では1冊だった本が、文庫本化される時にそれぞれ前編・後編に分かれた模様。
以前に少し書いたかもしれない。BOOK1の冒頭でノックアウトされた。
青豆が乗ったタクシーが首都高の大渋滞につかまり約束の時間(その時私はそう思って読んでいた)に送れそうになった時、タクシーの運ちゃんに教えてもらった緊急避難場所の非常階段を伝って下に降りる場面。
ヤナーチェックのシンフォニエッタが頭の中で響いた。
トヨタのクラウン・ロイヤルサルーンってどの型だろう?コンフォートではなくて?
自分が常日頃思い描いているが明確な言葉や形にできないものを、明確な言葉を使って文章として明示された感が強い。(あー、私も同じことを考えたことがある・・・あー、私も同じ景色を見ていたかもしれない・・・)そんな感じを随所で感じた。
村上ワールド。そんな表現も確かされてたっけ?
先日読んだばかりのミレニアムを何となく彷彿とさせる部分もあるにはあったが・・・
青豆とリスベット・サランデル
天吾さんとミカエル・ブルムクヴィスト
同時進行で物語は綴られていく
本当にこんな世界があるのだろうか?と思わせる語り口。
フィクションなのか?しかしその根源にはノンフィクションが土台としてあるのではないのか。
5月25日だか26日だかに文庫本でもBOOK3が発売されるとのこと。先日新聞広告で見た。
それまで、楽しみに待っていよう。
ハードカバーで3冊揃えてもいいなという気も少ししている。
村上ワールド!私は好きだ。
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