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2006年3月17日 (金)

向かい風

坂道の向こうにはもう一つの坂道と、歌ったのは、神崎みゆきだったか?アルバム(LP)を持っているはず。その中に入っていた曲で好きな曲のフレーズ。確か、サングラスの奥で涙が光って、とか、待ちくたびれてアクセルを踏んだとか、そんな歌詞が続く。

それは、それとして、坂道の向こうにはもう一つの坂道。たしかにそうだ。坂道を登り切ったらその向こうに下り坂が待っている。上り坂は息も切れ、とてもとても、しんどいのであるが、登り切ったらその向こうに下り坂という幸せが待っている。その幸せを信じていられるからしんどい上り坂を我慢していると言えなくもない。

中国地方をぐるりっと一周したことがある。その時の話なのだというだけのことなのだが、確か、呉のあたりだった。海岸線の平坦な道だったのだが、とにかく向かい風が強かった。1時間ほどか、もう1時間ほど、とにかく向かい風でこぎ続けた。上り坂に換算すると、一番軽いギヤにして、なおかつ、腰を浮かさないとペダルが落ちないという感じの重たさだった。向かい風の中でこぐというのは基本的には、上り坂を登っているのと同じなのだなあというのをその時、初めて認識したと思う。

しかし、決定的に違うことが一つある。単に一つの違いなのだが、その違いは大きい。それは、上り坂の向こうには、下り坂が待っているが、向かい風の向こうには何も待っていないということだ。先にも書いたが、苦しみの後に楽しみが待っているとわかっていたら、がんばれる気がする。待っているとはわかっていなくてももしかしたらという期待感があるだけでもいくらかは違う。しかし、平地の向かい風にその期待感はない。とにかく、悲鳴をあげる筋肉をなだめつつ漕ぎ続けるしかない。

上り坂と同じだけ下り坂があるという言葉を聞いた記憶がある。しばらくは、「坂道の向こうにはもう一つの坂道」と同義だと思っていたのであるが、実はそうではないと気づいたのはいつだったか?上り坂も、逆から来れば下り坂になるわけで、上り坂の向こうに下り坂が出現することは多いが、それよりも、上り坂は逆から来ると下り坂になるということの方が確実に言えることだと思った。

じゃあ、それがなんなの?といわれても、説明はできない。
上り坂も逆から来ると下り坂になる。ただ、それだけのこと?
でも、そこに何か意味がある?すごい発見だとも思っていたのだが、それだけのことなのか?

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コメント

じゃじゃじゃじゃ~ん!
なんちゅうか? 本中華!
来ちゃいました。

いらっしゃいませ。どうもです。痛い腰を引きづりつつ???まあ、ここで癒してください・・・そんなことにはなりませんか・・・。・・・の多い今日でした。

確かに、
神崎みゆきの「坂道の歌」
という曲がありました。
テープを今も大事に持っています。
歌詞を聞くと、なんだか中年になっても
胸が甘酸っぱくなってしまう…そんな曲です。

インターネットで
この曲のことをずっと検索していて、
初めてヒットしました。

たよろのとーさん:いらっしゃいませ。初めてのヒットとは・・・すばらしい!
LPを探してみると、ファースト・アルバム「ゆう子のグライダー」発見。まだ二つ折りのジャケットが当たり前だった頃。手書きの歌詞にコードが付き、各曲に多分本人が書いたであろうコメントが添えられていて・・・
歌詞は、「坂道のてっぺんに何が見える えんとつと 街並みと もうひとつの坂道」でした。
検索してみると、「ゆう子のグライダー」のEPが、1,800円!!ほとんど聞いたことのない美品とのことでしたが・・・

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